「7月4日に生まれて」のあらすじをネタバレあり解説!原作との違いはどこ?

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7月4日に生まれて ロン・コーヴィック(トム・クルーズ)4 戦争

映画『7月4日に生まれて』は、オリバー・ストーン監督が撮ったベトナム戦争映画の傑作です。
「プラトーン」、「天と地」と合わせてオリバー・ストーンの「ベトナム戦争3部作」と呼ばれている本作は、ロン・コーヴィック(ロン・コビック)の自伝的小説が原作で、ベトナム戦争の後遺症をテーマとしています。

この記事では、映画『7月4日に生まれて』のあらすじをネタバレありで解説します。
興味がある方は、映画を楽しむための参考にしてみてください。

映画タイトル 7月4日に生まれて
原題 Born on the Fourth of July
制作国 アメリカ合衆国
公開年 1989年
監督 オリバー・ストーン
原作 ロン・コーヴィック
脚本 オリバー・ストーン
ロン・コーヴィック
主なキャスト
(DVD版吹き替え)
トム・クルーズ(森川智之)
レイモンド・J・バリー(伊藤和晃)
キャロライン・カヴァ(竹村淑子)
キーラ・セジウィック(大坂史子)
フランク・ホエーリー
ジェリー・レヴィン
ウィレム・デフォー(世古陽丸)
トム・ベレンジャー(水内清光)
スティーヴン・ボールドウィン
ブライアン・ラーキン(山下亜矢香)
トム・サイズモア
マイケル・ウィンコット
エド・ローター
オリバー・ストーン
ジョン・ゲッツ
デヴィッド・ウォーショフスキー
ジェイソン・ゲドリック
ウィリアム・ボールドウィン
ボブ・ガントン
ヴィヴィカ・A・フォックス
リリ・テイラー
ジョン・C・マッギンリー
ウェイン・ナイト
ロン・コーヴィック

etc.

描かれる
年代と舞台
1957年~1976年
ベトナム戦争とベトナム戦争後
人気・注目度
GKV
(2020年9月時点)
★★★
『7月4日に生まれて』2900
『7月4日に生まれて映画』70
『七月四日に生まれて』170

『7月4日に生まれて』を視聴できるサービスは?

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映画『7月4日に生まれて』のあらすじをネタバレありで紹介!

映画『7月4日に生まれて』のあらすじをネタバレありで紹介します。
繰り返しますが、ネタバレありですので映画をまだ見ていない人はご注意ください。

発端(序)

7月4日に生まれて ロン・コーヴィック(トム・クルーズ)『7月4日に生まれて』は若かりし日のトム・クルーズが見られる
純真で無垢だった好青年が次第に真実に目覚めていく
(出典:『7月4日に生まれて』より)

この映画の主人公ロン(トム・クルーズ)は純粋な少年で、高校を卒業した後、海兵隊へ入隊することを決心していました。
一方、彼が想いを寄せる少女ドナは、大学へ進学します。
だから、卒業すれば2人は離れ離れになります。
ましてや、戦争に行けば、自分は死ぬかもしれない。
「自分が生まれた町に留まりたい」という気持ちと、「国の為に戦場で戦いたい」という2つの正反対の気持ちの間で揺れる彼は、雨に濡れながらプロム会場へと向かいます。
そして、ドナを見つけたロンは、濡れたままの姿でダンスを彼女に申し込み、踊るのでした。
(ヘンリー・マンシーニのMoon Riverがその際にかかるのですが、切なくも素晴らしいです)

そして、1967年10月。
ロンはベトナムの前線で戦っていました。
そこでは、ロンが全く予想もしていなかったことが待ち受けていました。
彼は仲間のウィルソンを誤射し、自身もその後の戦闘で脊髄をやられ、下半身が麻痺してしまうのです。

7月4日に生まれて ロン・コーヴィック(トム・クルーズ)2ベトナムで下半身の自由を失ったことが
ロン・コーヴィック(トム・クルーズ)の人生を大きく変えていくことになる
(出典:『7月4日に生まれて』より)

中盤(破)

1969年にロンは退院し、実家に戻りました。
家族は彼を暖かく迎えてくれましたが、世の中には反戦ムードが広がっており、ベトナムで命懸けで戦ったロンの話を弟や妹たちは聞こうとしませんでした。

7月4日に生まれて ロン・コーヴィック(トム・クルーズ)3

なんとか帰郷できたが負傷したロンと家族の間には
決して埋められない溝ができてしまっている
(出典:『7月4日に生まれて』より)

数年ぶりに再会したドナも、反戦デモに積極的に参加していました。
何が正しいのか分からなくなったロンの心は荒れていくばかりでした。
そんなロンは、父の勧めもあってメキシコへと旅立つことになります。
メキシコの売春宿で彼を待っていたのは、彼と同じように負傷して車椅子となったベトナム帰還兵たちでした。
そこで、ロンは、チャーリーという男と意気投合します。
しかし、チャーリーとも喧嘩になってしまい、二人は車椅子から転げ落ちるほどの大ゲンカを繰り広げました。
青い空を見上げながら、ロンはチャーリーに弱音をこぼします。
「昔は迷うことなんてなかったのに、今はすべてを見失ってしまった。俺たちはどうすればいいんだ?」と。

結末・ラスト(急)

アメリカへと戻ったロンは、ウィルソンの墓へ向かいました。
自分が誤射して死なせてしまたウィルソンの墓参りをした後、ロンは彼の実家も訪ねます。
そして、ロンは、彼の両親に自分が誤って彼を射殺してしまったことを涙ながらに告白するのです。
それを聞いた母親は、「あなたも辛かったでしょう」と思いやりのある言葉をかけてくれました。

そして時は流れ、ベトナム戦争に反対するデモにロンも参加していました。
1972年の共和党大会で、ロンはテレビカメラに向かって、
「政府は国民に嘘をついており、若い世代を死に追いやっている。アメリカ国民にその現実を知ってほしい」
と戦争に反対する強い意志を示しました。

7月4日に生まれて ロン・コーヴィック(トム・クルーズ)4反戦運動に身を投じるロン・コーヴィック(トム・クルーズ)
『7月4日に生まれて』は、トム・クルーズの変貌と成長を楽しむ映画でもある
(出典:『7月4日に生まれて』より)

その4年後、ロンは民主党大会で再び演説する機会を与えられました。
長い間失っていた自分自身をようやく取り戻したロンは、堂々と車椅子で舞台へと進んでいくのでした。

「7月4日に生まれて」の感想・評価

結論、『7月4日に生まれて』は、本当に素晴らしい映画でした。

本作のあらすじを一言で説明するなら、
ベトナム戦争で大けがをして半身不随になった海兵隊員が、ベトナムから帰国したあとで反戦運動に身を投じる、という物語です。

個人的には、オリバー・ストーン監督が最初に撮った「プラトーン」と同じくらいに大切な作品だと思います。
なぜなら、本作はベトナム戦争よりも、むしろ、ベトナム戦争後のことに焦点を当てて描いているからです。
その意味では、ベトナム帰還兵の物語でもある本作は、『プラトーン』を更に進化・深化させた映画だと言えるでしょう。

映画『7月4日に生まれて』とロン・コーヴィックの原作との決定的な違い

オリバー・ストーン監督は、ロン・コーヴィックの同タイトルのノンフィクション『7月4日に生まれて』に手を加え、原作から更に進化させた作品にしました。

原作でも、ロン・コーヴィックは部下を誤って誤射し、死なせてしまったことを悔いています。
そんなかれは、部下の家族に謝りにいくことがどうしてもできませんでした。。。
しかし、映画のロンは、かれの部下の家族へ謝罪をし、真実を告白するのです。

このことを知った時、ぼくはオリバー・ストーン監督に尊敬の念を覚えました。
なぜなら、オリバー・ストーン監督は、原作をそのまま映画にするだけでなく、自分なりの解釈で原作とは違った映画をつくっていたからです。
それに加え、映画の中で自分なりのベトナム戦争への決着をつけていることが格好いいとも思います。

映画は、ただ、原作に忠実につくってもつまらないと思います。
スタンリー・キューブリック監督のシャイニングもそうですが、やっぱり、せっかく映画を撮るなら、原作を知っている人も、新たな驚きがあると嬉しいですね。

というわけで、オリバー・ストーン監督のベトナム戦争三部作の二作目。
『7月4日に生まれて』も、ベトナム戦争映画史に残る傑作だと思います。

まだ見ていない人はぜひ視聴してみてくださいね!

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【補足】
『プラトーン』の主役であるクリス・テイラーを演じたのはチャーリー・シーンでしたが、今回の主演はトム・クルーズ。
チャーリー・シーンとトム・クルーズは顔が似た俳優同士だと思っているのですが、皆さんはどう思われるでしょうか?
オリバー・ストーン監督が、ベトナム戦争三部作の二作で、同じような顔つきの俳優を主演として使っていることはちょっと興味深いですね。
と思って若い頃のオリバー・ストーン監督の写真を探したら、ありました。

トム・クルーズ、チャーリー・シーン、オリバー・ストーンの顔は似ている?

写真それぞれの出典は、それぞれ
トム・クルーズは『7月4日に生まれて』
チャーリー・シーンは『プラトーン』
オリバー・ストーンは自身の回想録『Chasing the Light

さすがに、チャーリー・シーン、トム・クルーズの方がイケメンです(笑)
しかし、オリバー・ストーン監督も、チャーリー・シーン、トム・クルーズ系列の顔つきをしている、と言えなくもないですよね。

『プラトーン』、『7月4日に生まれて』を撮影するとき、きっと、オリバー・ストーン監督は、自分自身の姿をこの2人に重ねて撮っていたんでしょうね。
この2作が、魂が込められた名作となっている理由の一つだと思います(笑)

【補足2】
『7月4日に生まれて』で、『プラトーン』に参加したウィレム・デフォー、トム・ベレンジャーに再び出会えるのも嬉しい限りです。

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