戦車映画おすすめ名作20選!ドイツ・ロシア・アメリカ戦車の激熱バトルは必見!

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戦車映画おすすめ名作20選アイキャッチ 戦争

今回は、おすすめの戦車映画を紹介します!

いきなりですが、戦車ってカッコいいですよね!
それだけじゃなく、戦車戦(バトル)って、熱くてスリリングでハラハラしませんか。

戦争映画において、戦車は最大の見どころの一つ。
せっかく戦争映画を見るなら、その花形である戦車についても注目しましょう!

さて、戦車映画の魅力って何なんでしょうか?
それは、戦車戦です!

戦車バトル熱い

戦車の大砲の一撃は、まさに最強の破壊力
一撃必殺であるため、この一撃を先に相手側へ撃ち込んだ方が勝ちとなることも。
どちらが先に砲弾を撃ち込むか、そのせめぎ合いは見るものを熱血の境地へと誘います!

そして、戦車映画で忘れてはいけないこと。
それはチームプレーということなんです。
戦車って一人で乗るものじゃないんですよ!

戦車は、通常、三人~五人で乗ります。
指揮官(車長)がいて、砲手がいて、操縦手(服操縦手)がいて、装填手がいる。
それぞれの役割を持った上官が、部下が、チームワークを発揮して初めて、戦車戦で勝つことができるのです。

そうです。
そうなんです。
戦車というのは、大切な仲間と一緒に乗るものなんです!!

戦車は仲間と乗るもの

戦車で戦うには、仲間同士の連携が必要不可欠です。
過酷な戦場で頼れるのは、戦車の中の仲間だけ。
狭い鋼鉄の箱の中で生死を共にする間柄だからこそ、戦車乗り同士の熱い絆だって生まれます。
そんな戦車映画が盛り上がらないわけがないじゃないですか!!

ぼくは、
戦車映画というジャンルは、戦争映画の熱血パートの大部分を引き受けている!!
と思っています。

というわけで、今回の記事では、古今東西の戦車映画おすすめの名作・傑作たちを集めました!!
どの戦車映画も、とっても面白くて、胸が熱くなること間違いなしです!!

戦車映画に興味がある人も、テンションを上げたい人も、ぜひ、鑑賞してみてくださいね!!
(目次を開くと、戦車映画名作20選がすべて表示されます。
何の戦車映画が選ばれているか、一つ一つ楽しんでいきたい人は目次を開かないことをおすすめします…!)

 

戦車映画おすすめ名作20選

さて、いきなりですが、戦車映画のおすすめ名作20選を紹介しちゃいます。
ここでは、戦車が大活躍する、戦車の見どころに溢れた映画をチョイスしてみました。
見せ場はあるけれど、戦車の出番が少な

めの場合は、それについてもきちんとコメントするので、安心して鑑賞してみて頂ければと思います。

戦車映画に優劣はありませんが、最初に紹介しているものほど、ぼくが高く評価している映画なのだ、と考えてもらえれば幸いです。
でも、最後の方で紹介している映画だって侮るなかれ!
どれも魂の籠った最高の戦車映画たちです!!

また、一つ補足があります。
この記事では、映画の情報をそれぞれ表にしてまとめていますが、その項目の一つである『人気・注目度』は、Google(あるいはAhrefs)のキーワードプランナーの月間平均検索ボリュームを基に、5点満点で採点しました。

人気・注目度 Google(あるいはAhrefs)の
月間平均検索ボリュームの範囲
★★★★★ 10,000以上
★★★★ 5,000以上10,000未満
★★★ 2,000以上5,000未満
★★ 500以上2,000未満
500未満

Googleの月間平均検索ボリュームは、任意のキーワードの12か月間における平均検索数を示しています。
たとえば、映画『ショーシャンクの空に』は、2020年8月の時点で月間平均検索ボリューム(以降、GKVと略します)を調べると74,000となります。
これは、『ショーシャンクの空に』というキーワードが、日本のユーザーによって、毎月74,000回ほど検索されていることを示しています。
つまり、GKV(月間平均検索ボリューム)の数字が大きいものほど、人気がある・注目されている映画であると解釈することができるかと思います。

なので、ぼくがおすすめするポイントと併せて、その映画の日本国内における人気度・注目度についても着目すると、より良い映画鑑賞ができるのではないでしょうか。

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②T-34 レジェンド・オブ・ウォー

映画タイトル T-34 レジェンド・オブ・ウォー
原題 T-34
制作国 ロシア連邦
公開年 2019年
監督 アレクセイ・シドロフ
脚本 アレクセイ・シドロフ
主なキャスト
(吹き替え)
アレクサンドル・ペトロフ(平川大輔)
ヴィンツェンツ・キーファ(吹き替えなし)
イリーナ・スタルシェンバウム(松本沙羅)
ヴィクトル・ドブロヌラヴォフ(中村和正)

etc.

描かれる
年代と舞台
第二次世界大戦(独ソ戦)
1941年~1944年
登場する主な戦車 ■ロシア戦車T-34
T-34-76
T-34-85

■ドイツ戦車
II号戦車
III号戦車
V号戦車(パンター戦車)
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)
★★★★★
8100
(作品タイトルだとGKVは1万以下ですが、『T-34映画』などの関連キーワードを足すと1万を超えるので、5つ星にしました)

『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』も、本当に凄い戦車映画です。
実は、『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』と『フューリー』、どちらを最初に紹介しようか迷いました。
本当に、どっちも最高で素晴らしい戦車映画なんですよ…!
正直に言って、『フューリー』を一番最初に紹介したのは、ぼくの個人的な好みに過ぎません。
それくらいに『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』は戦車映画として素晴らしい…!

『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』は、レジェンドの名にふさわしく、これまでの戦車映画の戦車アクションの限界を引き上げています。

何しろ、これまで戦車戦では見ることができなかったシーンがてんこ盛りなんですよ。
たとえば、砲弾がスローモーションで発射され、飛んでいく軌跡や物体を破壊していく様を見ることができるし、上原すみれさんのCM動画じゃないですが、戦車に着弾したときに乗員が気絶する描写についても、ぼくはこの映画で初めてみることができました。

他にも、戦車が片輪走行し、ドリフト旋回し、白鳥の湖を踊る(?)シーンなんていうのもあって、「ねえ、こんな戦車映画見たことあります?!」という感じなんですよ!!

はぁ……はぁ……。
すいません、ぼく、呼吸がちょっと荒いですね。

つまり、ぼくが申し上げたいのは、
『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』は、明らかにこれまでの戦車映画を分析して、その上を行くことを意識してつくった志の高い作品です!!
ということなんです。

まさか、ロシアで、こんなにも痛快で、こんなにもクオリティの高い戦車映画ができるとは……!

『フューリー』がリアルな戦争を描く戦車映画の王だとすれば、この『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』は、戦争娯楽大作における戦車映画の王とでも呼べる存在。

そして、『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』はロシア映画であり、かつ、独ソ戦を描いているのにも関わらず、特有の悲惨で悲愴な感じがしない!! むしろ、爽快なのです!!

ソ連製の戦争映画ってたくさんありますけれど、どれも悲惨で悲しい感じがしますよね。
でも、『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』には、痛快さはあっても悲惨さなどは微塵もありません。

「どうだい、ロシアだって本気を出せば、これだけ痛快で爽快なアクション映画をつくれるんだぜ!」
と、この映画の監督であるアレクセイ・シドロフが叫んでいるのが聞こえるかのような、とんでもなく熱い心意気を感じる映画でした。

『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』の戦車アクション以外の良いところは、やはり、こちらも、ホンモノのT-34が使われているところでしょう。
また、アレクセイ・シドロフ監督は、かなり戦車の細部をこだわってつくっているため、画のリアリティがあり、極上の戦車アクションをさらに説得力あるものにしています。

たとえば、ドイツのV号戦車パンターについてはレプリカではあるものの、暗視装置や砲手照準器などは本物を用いています、と言っても、これはマニアでなければどうでもいいことですが…(笑)

誤解を恐れずに言えば、『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』は、『フューリー』とは異なり、戦争映画、しかも独ソ戦なのに、スカッとした気持ちになれるというところが持ち味と言えるでしょう!
ユニークな戦車アクションが見る価値ありです!
戦車好きとか関係なく、単なるアクション映画好きも楽しめる作品となっています!!

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③ガールズ&パンツァー

タイトル ガールズ&パンツァー
ストーリー構成 オリジナルアニメ全12話
OVA(これが本当のアンツィオ戦です!)
劇場版
最終章1話、2話
制作国 日本
公開年 2012年10月~
監督 水島努
脚本 吉田玲子
キャラクターデザイン 島田フミカネ(原案)
野上武志(原案協力)
杉本功
主な登場人物
(吹き替え)
西住みほ(渕上舞)
武部沙織(茅野愛衣)
秋山優花里(中上育実)
冷泉麻子(井口裕香)
角谷杏(福圓美里)
西住まほ(田中理恵)
ダージリン(喜多村英梨)
アンチョビ/ 安斎 千代美(吉岡麻耶)
カチューシャ(金元寿子)
逸見エリカ(生天目仁美)
ミカ(能登麻美子)
ケイ(川澄綾子)

etc.

描かれる
年代と舞台
架空の日本における現代
登場する主な戦車 ■ソ連(ロシア)
T-34(T-34-76、T-34-85)、KV-2、超重戦車マウス、IS-2■アメリカ合衆国
M3中戦車、M4シャーマン中戦車、M26パーシング重戦車、M24チャフィー軽戦車、T28 重戦車■イギリス
マチルダⅡ歩兵戦車 Mk.Ⅲ/Ⅳ、クルセイダーMk.Ⅲ、Mk.Ⅳ戦車、チャーチル歩兵戦車 Mk.Ⅶ、シャーマンファイアフライ、巡航戦車A41センチュリオン■日本
八九式中戦車(甲型)、三式中戦車(チヌ)、九五式戦車、九七式中戦車、特ニ式内火艇、10式戦車■フランス
B1bis、ルノーFT-17、ソミュアS35、ARL44■チェコスロバキア
LT-38■イタリア
CV33型快速戦車(L3/33)、M41型セモヴェンテ(自走砲)、P40型重戦車■フィンランド
BT-42突撃砲

etc.

人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)
★★★★★
49500

3番目に紹介するのは、『ガルパン』こと『ガールズ&パンツァー』。
注目度、人気度から考えれば、GoogleのGKVが49500と、今回紹介する戦車映画の中では断トツでボリュームが大きいです。
しかしながら、『ガールズ&パンツァー』は映画となった劇場版があるものの、最初はオリジナルアニメとしてスタートした作品です。
そういった意味では、戦車映画というよりは戦車アニメとして見ている人が多いのではないでしょうか。

このような理由で、3番目の紹介となりましたが、もちろん、面白さは保証します!!

もしも、あなたが戦車好き、かつ、カワイイ女の子が好きならば、見るべき戦車映画は『ガールズ&パンツァー』で決まりです(笑)

この作品をアニメと侮るなかれ!
『ガールズ&パンツァー』は、どの戦車映画にも負けないくらいに戦車愛がこもった作品なんです。そのため、他の名作戦車映画に負けないくらいにカッコいい戦車とド迫力の戦車バトルを楽しむことができますよ。

『ガールズ&パンツァー』は、戦車は好きだけど、美少女はそれほど……という人でも、食わず嫌いをせずに試してみて欲しい一作です。

また、他にも注目ポイントがあります。
それは、他の戦車映画と違って、『ガールズ&パンツァー』は一切死人が出ないことです。
『ガールズ&パンツァー』では、戦車戦を、『戦車道』という武道のルールに則ってスポーツとして行うので、人が死んでしまうようなことはありません。

この映画では、戦車を戦争の道具として使いません。
戦車を、スポーツの道具として使っているのです…!
そのため、人がたくさん死んだり、傷ついたりする物語は苦手、という人も安心して戦車と戦車戦を楽しむことができるでしょう。

友情!
熱血!!
勝利!!!

この3つの要素を掴んでいるところも良いですね(笑)
スポ根(スポーツ根性)モノの王道ですから!!
戦車映画なのに、スッキリ爽やか!!
それが『ガールズ&パンツァー』の魅力の一つです。

また、『ガールズ&パンツァー』は、SFアニメとしてもかなり興味深い設定が用いられています。
そもそも、未成年の美少女が戦車に乗り、戦車道と呼ばれる武道(スポーツ)のルールに則って試合を行う。
こんな世界、現実にはないでしょう(笑)
しかも、そこに、ドイツやロシア(ソ連)、アメリカ、日本など、さまざまな戦車たちが、時間軸と空間軸を無視して、同じ世界で相まみえる。
まるで、戦車好きにとって夢のような作品ですね。
でも、このような世界を白けさせずに成立させられるのは、等身大で魅力的なキャラクターたちや、戦車の細部のつくりこみがしっかりしているからに他なりません。
厳密には戦車映画ではないかもしれませんが『ガールズ&パンツァー』はおすすめです。

劇中挿入歌もいいですね。
歌の良いアニメに名作多し!!です。

アニメの12話まで見たら、そのまま、OVA、そして、劇場版、最終章の順でイッキ見しちゃいましょう(笑)
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ちなみに、『ガールズ&パンツァー』の舞台は茨城県の大洗町。
もし、アニメが気に入ったら聖地巡礼に訪れてみるのも良いかもしれませんね(笑)

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④バルジ大作戦

映画タイトル バルジ大作戦
原題 Battle of the Bulge
制作国 アメリカ合衆国
公開年 1966年
監督 ケン・アナキン
脚本 フィリップ・ヨーダン
ミルトン・スパーリング
ジョン・メルソン
主なキャスト
ヘンリー・フォンダ
ロバート・ライアン
ダナ・アンドリュース
チャールズ・ブロンソン
テリー・サバラス
ロバート・ショウ

etc.

描かれる
年代と舞台
第二次世界大戦末期
1944年12月
バルジの戦い
登場する主な戦車 ■ドイツ
ティーガーII戦車
(ただし、M47戦車を改造■アメリカ合衆国
M24チャフィー軽戦車
(ただしM4シャーマン中戦車を改造)
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)
★★★
4400

ようやく、古典的な作品が出てきましたね(笑)

映画『バルジ大作戦』のことを説明する前に、『バルジの戦い(Battle of the Bulge)』について少しだけ説明しておきます。
『バルジの戦い』というのは、第二次世界大戦の西部戦線において、1944年12月~1945年1月の間、ナチス・ドイツのドイツ国防軍とアメリカ軍主体の連合軍との戦闘を指しています。
また、あの悪名高いナチス武装親衛隊による捕虜米兵の虐殺、通称、『マルメディ虐殺事件』が起こった戦闘でもあります。

そんな『バルジの戦い』を描いた『バルジ大作戦』は、タイトルに戦車という名前はついていないものの、たくさんの戦車が惜しげもなく登場し、戦車映画の教科書的な作品となっています。
どうせ50年以上前の作品だろ、とバカにしてはいけません。
今見ても、あっと驚くような名シーンのオンパレードなんです!

たとえば、ドイツ戦車兵の若者たちが『バルジ大作戦マーチ(パンツァーリート)』を合唱するシーン。
ドイツ国防軍の戦車大集合のシーン、橋における戦車戦、それから、トンネル出口で待ち構える戦車の絶望感…!
橋における戦車戦のシーンは、『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』にも影響を与えていると感じました。
『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』の制作スタッフは、絶対に『バルジ大作戦』にインスパイアされている可能性が高そうですね…!!

繰り返しますが、『バルジ大作戦』はCGのなかった1960年代に撮られただけあって、本物の戦車が登場、それも大量に登場します。
たくさんの戦車が使われているだけあって、個々の戦車戦だけでなく、戦略的な戦車戦を見ることができるため、第二次世界大戦という戦争のスケール感も感じられるのではないでしょうか。

もちろん、粗がないわけではありません。
『バルジ大作戦』で登場する戦車は、すべてアメリカ製の戦車ですし、ディテールのツッコミどころもいろいろ見られます。

しかし、本物の戦車の迫力を感じさせる1作であることも確かで、当時の少年たちにとって、この映画は戦車の凄みや戦車燃えを感じさせてくれた作品であることは間違いありません…!

そして、ロバート・ショウ演じるドイツ国防軍のへスラー大佐のカッコよさに痺れてください!!
この映画は、アメリカ軍側が主人公のはずなのに、へスラー大佐がもっとも印象的かつ格好よく描かれています。
へスラー大佐は、敵国ドイツ側でありながらも、独特の美学と格好良さを持つ軍人です。
そんなヘスラー大佐の振るまいや台詞、悪役として映画史上に残るだろう存在感を持っています。

もちろん、ヘンリー・フォンダやチャールズ・ブロンソンもいいんですよ。
いいんですが、改めて見直してみて、ロバート・ショウのへスラー大佐はちょっと別格の存在感だな、と思いました。
ロバート・ショウは、ドイツ軍人をカッコよく演じさせたら右に出るものはいない俳優ですね。

と、すいません、戦車意外の話に脱線してしまいました。

結論、この『バルジ大作戦』は、戦車好きにとっては天国のような作品かと思います。
お腹いっぱいになるくらいに大量の戦車が拝め、本物の迫力を存分に感じることができるでしょう(笑)

『バルジ大作戦』、おすすめです。
ぜひ、リアルな戦車映画の名作を堪能してみてください♪

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⑤パットン大戦車軍団

映画タイトル パットン大戦車軍団
原題 Patton
制作国 アメリカ合衆国
公開年 1970年
監督 フランクリン・J・シャフナー
脚本 フランシス・フォード・コッポラ
エドマンド・H・ノース
主なキャスト
(DVD版吹き替え)
ジョージ・C・スコット(大木民夫)
カール・マルデン(島宇志夫)
カール・ミヒャエル・フォーグラー(伊藤惣一)
マイケル・ベイツ
エドワード・ヴィンス
マイケル・ストロング(村松康雄)
リヒャルト・ミュンホ
ジークフリート・ラオホ
スティーヴン・ヤング
ポール・スティーブンス

etc.

描かれる
年代と舞台
第二次世界大戦末期
1943年~1945年
登場する主な戦車 戦車が山ほど登場する!
ただし、戦車考証はデタラメ気味。
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)
★★
1000

パットン大戦車軍団も戦車映画の古典的名作と言って良いでしょう。
この映画は、パットンの名の通り、アメリカ軍の猛将ジョージ・パットン将軍が主人公です。
そして、大戦車軍団のタイトルに負けないほど、大量の戦車が出てくる作品でもあります。

また、この『パットン大戦車軍団』という映画は戦車映画であると同時に、ジョージ・パットン将軍の破天荒ぶりを楽しむ映画でもあります。
ジョージ・パットンは、稀代の戦略家ですが、それと同時に、戦争が大好きで大好きで仕方がない、ちょっとどうかしちゃっている人なんですね(笑)
こんなヤバい人が出てきたら、映画が面白くならないわけがないじゃないですか!!

パットン将軍みたいな人は戦時中はとても重宝されます。
でも、平時においては、はた迷惑でしかない人物でもあります。
実際、平時におけるパットン将軍は、戦争がしたくてしたくてたまらず、アルコールに溺れたり、娘の親友と不倫して離婚されかけたり、癇癪ばかり起こして娘たちに避けられたり、周囲の人たちに迷惑ばかりかけていました。
そんなパットン将軍ですから、ひとたび、米国が第二次世界大戦に参戦すると、とんでもない活躍をして見せるわけですよ…!

パットン将軍のヤバい人っぷりは、オープニングの演説シーンで早くも視聴者に見せつけられます。
観るものの度肝を抜くような演説ぶりでした。。。

パットン将軍が面白すぎて脱線してしまいました。
ちょっと戦車の話に戻しますね。

『パットン大戦車軍団』で登場する肝心の戦車なのですが、大量に登場はするものの、考証はちょっとデタラメ気味です。
『パットン大戦車軍団』のロケ地であるスペインの陸軍から借りたのは、全てアメリカの戦車で、しかも、ほとんどが戦後の車輌です。
唯一の戦中車輌であるM24チャフィー軽戦車は、米軍戦車だけでなくイギリス軍の戦車も演じています。
ドイツ軍戦車は、アメリカ軍の戦車であるM48に、マズルブレーキと黒十字をつけてティーガーI重戦車に似せただけでドイツ軍戦車と見做されていました。

とはいえ、
「細かいことはいいから迫力ある戦車映画を見せてくれ!」
という人には十分に楽しめる作品ではありますし、ぼくは、本当に面白いと感じました。
この映画を見たのは、確か大学生の頃でしたが、映画を見てから10年以上経つ今も、パットン将軍の強烈なキャラクターぶりを覚えています。

ぼく個人の評価だけでなく、客観的な評価についても折り紙付きです。
実際、『パットン大戦車軍団』は、アカデミー監督賞、主演男優賞、脚本賞、録音賞、美術賞、編集賞の7部門を受賞しています。

これは、時代考証を徹底的にやっているけれど面白くない映画より、きちんと熱が伝わる映画の方が良い、ということの現れではないでしょうか。

『パットン大戦車軍団』は、パットン将軍の猛将ぶりと、大味だけれどたくさんの戦車登場を楽しむ映画です。とっても面白くて印象的な一作ですよ。

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⑥戦略大作戦

映画タイトル 戦略大作戦
原題 Kelly’s Heroes
制作国 アメリカ合衆国
公開年 1970年
監督 ブライアン・G・ハットン
脚本 トロイ・ケネディ・マーティン
主なキャスト
(BD版吹き替え)
クリント・イーストウッド(山田康雄)
テリー・サバラス(大平透)
ドン・リックルズ(永井一郎)
リチャード・ダヴァロス
ドナルド・サザーランド(宍戸錠)
キャロル・オコナー(冨田耕生)

etc.

描かれる
年代と舞台
第二次世界大戦末期
1944年9月フランス
登場する主な戦車 ■ドイツ
ティーガーI重戦車
(ただしロシアのT-34/85を改造)■アメリカ合衆国
M4シャーマン中戦車
(タイプはM4A3E4戦車)
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)
★★
880

『戦略大作戦』は、第二次世界大戦末期のフランスが舞台。
クリント・イーストウッド演じるアメリカ軍兵士らによる、ドイツ国防軍を巻き込んだ金塊強奪戦が映画の主軸となります。

実は、この『戦略大作戦』は、珍しいタイプの映画なんです。
通常、戦争映画というとシリアスで気の滅入る話が多いなかで、この『戦略大作戦』はなんとコメディなんです…!
戦争アクションコメディ映画。
こんなジャンルがあることを、ぼくは『戦略大作戦』で初めて知りました。

ただし、たかがアクションコメディと小ばかにしてはいけません。
『戦略大作戦』のミリタリー成分は、本格戦争映画にも負けないくらい濃ゆいです。
何しろ、この映画では、実際の戦車や軍用車輌を惜しげもなく投入されていますから。

このような贅沢な映画をつくることができた理由は、何だと思いますか?
それは、『戦略大作戦』の制作は、ユーゴスラビア軍の全面協力を受けることができたからです。
当時のユーゴスラビア軍は、アメリカから買った車輌をたくさん配備しており、その車輌を使うことでリアリティと迫力があるアクションシーンをつくることができたんですね!

そんな『戦略大作戦』のミリタリーアクションの中で、戦車好きが特に注目すべきなのは、ドナルド・サザーランドが演じるオッドポール軍曹が率いるシャーマン部隊です。
このオッドポール軍曹の部隊は、物語中盤で鉄道橋を使って線路を伝ってM4シャーマン中戦車でドイツ軍の鉄道基地に乗り込む見せ場があります。

戦車の砲塔の横にスピーカーを取り付けて『線路は続くよどこまでも』を大音量の流しながら、派手に陽気に砲撃をしまくって、ドイツ軍の鉄道基地を破壊しまくります。
ただ逃げ惑うしかないドイツ軍の兵隊たちを見ていると、戦車という兵器の圧倒的なまでの火力の大きさと無双ぶりを改めて実感させてくれる名シーンですね。
今見ても古さを感じない名戦車戦シーンです…!

『戦略大作戦』はアクションコメディですから、『ガールズ&パンツァー』と同様に、気楽に戦車映画を観たい人におすすめです。(こっちは人が死にますが)

ちなみに『ガールズ&パンツァー』の秋山優花里ちゃんがサンダース大付属高校に潜入する回で「オッドポール軍曹であります」と偽名を名乗るシーンがありますが、それは、この『戦略大作戦』のオッドポール軍曹のオマージュです(笑)
『戦略大作戦』は、優花里ちゃんが大好きな戦車映画の一つなんですね(笑)

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⑦鬼戦車T-34

映画タイトル 鬼戦車T-34
原題 Жаворонок
制作国 ソビエト連邦
公開年 1965年
監督 ニキータ・クリーヒン
レオニード・メナケル
脚本 ミハイル・ドウジン
セルゲイ・オルロフ
主なキャスト
ヴャチェスラフ・グレンコフ
ゲンナジー・ユフチン
ワレリー・ポゴレリツェフ
ヴァレンチン・スクルメ

etc.

描かれる
年代と舞台
第二次世界大戦
1942年ドイツ
登場する主な戦車 ■ソ連(ロシア)
T-34-76中戦車
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)
★★
590

『鬼戦車T-34』で登場するのは、まさに『T-34』です。
そして、旧ソ連の映画ですから、本物の『T-34』が出てきます。

1965年の映画なのに「なぜ白黒映画?」というツッコミどころもありますが、登場する戦車はすべて本物というところでプラマイゼロかと(笑)

『鬼戦車T-34』はロシアの戦車映画の古典的名作とも言うべき作品です。
そして、タイトルから分かった人もいるかもしれませんが『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』の基になった映画でもあります。
ただし、この2つの戦車映画は、シチュエーションは似ているものの中味は全く違うので、どちらもぜひ見て頂きたいですね。

『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』は、スカッとしたい人向けの戦車映画です。
『鬼戦車T-34』は武器なしで脱走するため味方側の大砲の出番はないし、独ソ戦の悲惨さがラストに出ているので、独ソ戦の救いのなさを味わいたい人は、こちらの方がおすすめかもしれません。

とはいえ、ドイツからソ連までノンストップでたどり着いてやるぜ!! と言わんばかりに走り回る『フォルモチカ砲塔T-34-76』の姿には、やはり、爽快感や解放感があります。

街の道路だけでなく、森の木を倒しながら、川に入りながら、道なき道を突き進みます!

この豪快さは、さすが『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』の基になった作品と言えますよね。
独ソ戦で捕虜となったソ連戦車兵たちが、T-34-76(T-34-85)に乗って脱出する、という話で、ここまで異なる話をつくれてしまうのも面白いです。

また、物語が終わるころには、『T-34-76』という戦車に不思議な愛着のようなものが芽生えているところも良いなと思いました。

『鬼戦車T-34』。
ソ連発の戦車映画の古典的名作はいかがでしょうか。

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⑧プライベート・ライアン

映画タイトル プライベート・ライアン
原題 Saving Private Ryan
制作国 アメリカ合衆国
公開年 1998年
監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 ロバート・ロダット
フランク・ダラボン
主なキャスト
(ソフト版の吹き替え)
トム・ハンクス(江原正士)
マット・デイモン
トム・サイズモア(塩屋浩三)
エドワード・バーンズ(後藤敦)
バリー・ペッパー(堀内賢雄)
アダム・ゴールドバーグ(樫井笙人)
ヴィン・ディーゼル(山野井仁)
ジョヴァンニ・リビシ(家中宏)
ジェレミー・デイビス
テッド・ダンソン

etc.

描かれる
年代と舞台
第二次世界大戦
1942年ドイツ
ノルマンディー上陸作戦~
登場する主な戦車 ■ドイツ
ティーガーI重戦車
(T-34-85を改造したものだが高クオリティ!)
マーダーⅢM型対戦車自走砲
■スウェーデン
Savm/43自走砲
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)
★★★★★
33100

『プライベート・ライアン』といえば、知らない人はいない戦争映画の名作です。
ですが、この『プライベート・ライアン』は、戦車映画の傑作でもあります。

御覧のとおり、『プライベート・ライアン』のGoogleのGKVは3万を越えているので、人気・注目度は五つ星です。
しかし、純粋なる戦車映画とは言えないので、順番的には少し遅めに紹介させて頂くことにしました。

とはいえ、さすが歴史考証をしっかり行うスティーヴン・スピルバーグの映画。
登場するティーガーI重戦車は凄まじい完成度を誇ります。
しかも、『プライベート・ライアン』で出てくるティーガーI重戦車は2輌あり、前期型と後期型でしっかりと作り分けられているのです。

もちろん、『プライベート・ライアン』に出てくるティーガーI重戦車は偽物です。
(本物のティーガーI重戦車が登場したのは2014年の映画『フューリー』が初めてではあります。)しかし、このティーガーI重戦車は、クローズアップ撮影にも耐えられるようにしっかりと改造されており、ニセモノのティーガーI重戦車史上最高の出来映えと言っても過言ではないでしょう!!!

映画のクライマックスで登場するティーガーI重戦車と、それを銃たったの1丁で迎え撃つミラー大尉(トム・ハンクス)の絶望感は本当にハンパないです。

『プライベート・ライアン』は戦車の出番はそれほど多くはないですが、登場する戦車の完成度はかなり高いです。
また、『プライベート・ライアン』を戦争映画のベストに挙げる映画ファンもかなり多いので、未見の人はぜひ見てみてほしい作品です。(ただし、残酷描写が苦手な人はお控えください)

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⑨遠すぎた橋

映画タイトル 遠すぎた橋
原題 A Bridge Too Far
制作国 アメリカ合衆国
イギリス
公開年 1977年
監督 リチャード・アッテンボロー
原作 コーネリアス・ライアン
『遥かなる橋』
脚本 ウィリアム・ゴールドマン
主なキャスト
(ソフト版の吹き替え)
ロバート・レッドフォード(川島得愛)
ジーン・ハックマン(三木敏彦)
マイケル・ケイン(目黒光祐)
ショーン・コネリー(長克己)
アンソニー・ホプキンス(宝亀克寿)
ダーク・ボガード(佐々木梅治)
ライアン・オニール(滝知史)
エドワード・フォックス(牛山茂)
エリオット・グールド(内田直哉)
ジェームズ・カーン(佐々木睦)
ローレンス・オリヴィエ(永田博丈)

etc.

描かれる
年代と舞台
第二次世界大戦
1944年9月
ノルマンディー上陸作戦の後に行われた連合軍の空挺作戦『マーケット・ガーデン作戦』
登場する主な戦車 ■連合軍(アメリカ軍)
M4A1戦車
M10駆逐戦車
M24チャフィー軽戦車■連合軍(イギリス軍)
クロムウェル巡航戦車
シャーマン ファイアフライ中戦車■ドイツ軍V号戦車パンター
(オランダ軍のレオパルト1戦車を改造)
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)
★★★
4400

『遠すぎた橋』は、往年の映画スターが勢ぞろいの戦車映画です。
ショーン・コネリー、アンソニー・ホプキンス、ロバート・レッドフォード、ジーン・ハックマン、ローレンス・オリヴィエなどの共演が見られるなんて、なんて贅沢な映画なんでしょう…!

『遠すぎた橋』は、どこかのんびりした雰囲気がある1960年代の戦争映画と比べると、ベトナム戦争真っ最中の1970年代の作品ということもあり、戦闘描写はリアルで刺激的です。

また、戦車についても、戦車だけでなく軍の車輌についても揃っています。

『遠すぎた橋』の戦車戦の見どころは、やはり、ドイツ軍のパンター戦車(レオパルト1戦車を改造したもの)でしょう。
このパンター戦車が装甲車を踏みつぶしながら豪快に登場し、歩兵からの援護も受けずに、イギリス第1空挺師団の第2大隊を圧倒するところは圧巻です…!

また、無敵に見える戦車も、森の中に対戦車砲陣地を置いて、不意撃ち気味に横から撃たれたら吹っ飛ぶんだなあ、という当たり前のことをしみじみ感じさせてくれる映画でもあります(笑)

『遠すぎた橋』では、対戦車戦自体はないのですが、連合軍、ドイツ軍それぞれの戦車が活躍する映画なので、往年のスターたちの熱演と共に楽しむのが良いでしょう。

連合軍側の失敗に終わった『マーケット・ガーデン作戦』を描いているのもあり、リチャード・アッテンボロー監督を始めたとした製作者の反戦への意志を感じさせる映画です。
今だから見てほしい一作ですね!!

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⑩ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火

映画タイトル ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火
原題 White Tiger
制作国 ロシア連邦
公開年 2012年
監督 カレン・シャフナザーロフ
原作 イリヤ・ボヤショフ
脚本 アレクサンドル・ボロジャンスキー
カレン・シャフナザーロフ
主なキャスト

 

アレクセイ・ヴェルトコフ
ヴィタリー・キシュチェンコ
ヴァレリー・グリシュコ
ヴラディミール・イリン

etc.

描かれる
年代と舞台
第二次世界大戦
1943年、夏のロシア戦線
登場する主な戦車 ■ソ連(ロシア)
T-34-85
T-34-76
KV-1
IS-2(スターリン重戦車)
ISU-152 突撃砲(自走砲)
■ドイツ
ティーガー(タイガー)重戦車
(ただしレプリカ。JS-2重戦車を改造)
IV号戦車
■イギリス
マチルダII歩兵戦車
M3中戦車(?)
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)
★★
700

『ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火』はロシア産の戦車映画です。
ロシアは、長年、戦争映画を作り続けているだけあり、戦争映画のクオリティが高いものが多いですね。

でも、この『ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火』は、そんなロシアの戦争映画のなかでも特に異彩を放っています。

どんなところが変わっているのか、というと、主人公の戦車兵がまず変なんです。
この戦車兵の青年は、最初、ドイツのホワイトタイガーに撃破された戦車のなかで黒焦げで発見されます。

普通なら死んでいるような大やけどを負ったかれは、奇蹟的な回復をし、再び、戦場に復帰することになります。
しかし、怪我が治ったかれは、自分の名前と記憶を失ってしまっていたのです。

そんなかれは、仲間たちからイワン・ナイジョノフと名付けられます。
イワンはロシアではよくある名前であり、ナイジョノフは『発見された』という意味を持つためです。

イワンは、ある能力を持つことが理由で、仲間たちから良い意味でも悪い意味でも一目置かれていました。
その能力とは、戦車と話すことができる、という能力です(爆)

え?何?
中二病??
そんな漫画やライトノベルのような設定だけではありません。
しかも、イワンは、ドイツのホワイトタイガー戦車を破壊することを自分の使命だと信じ、ホワイトタイガーに執着しているのです。

一方、この映画で描かれるホワイトタイガー戦車も、ただの戦車ではありません。
白く塗装されたこの戦車は、戦車には侵入できない地形を超えたり、単独で現れたかと思うと、たった一輌でソ連軍の戦車たちを壊滅させたりします。

当然、『ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火』のクライマックスは、
イワンが乗る『T-34-85』と『ホワイトタイガー戦車』の一騎打ちです。

もうお気づきの人もいるかもしれませんが、この映画は少し、小説『白鯨』と似ています。

戦車乗りとしては優秀なのですが、どこか狂っているイワン。
かれは、『白鯨』のエイハブ船長を彷彿とさせる人物です。
エイハブ船長が『白鯨』を殺すことに執着するように、イワンも、『ホワイトタイガー戦車』を破壊することに執着しています。
対する『ホワイトタイガー戦車』も、急に後ろから現れたり、忽然と姿を消したりと、幽霊や悪魔じみています。

そのため、この映画の戦車戦はディテールが細かく、リアリティがあるものの、視聴者は、一種の寓話を見ているような気持ちになるでしょう。
ぼくも、独ソ戦という舞台を借りた一つの神話を見ているような気持ちになりました。

では、『ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火』の肝心の戦車戦はどうなのでしょうか?
それについては安心してください。
『ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火』は、先も説明したように、ストーリーがスゴイでだけでなく、戦車映画としてのクオリティも高いです。

本物のタイガー戦車こそ出てきませんが、登場する戦車の種類はかなり豊富。
上の表から分かるように、T-34-76、T-34-85はもちろん、KV-1、IS-2(スターリン重戦車)、IV号戦車やマチルダII歩兵戦車まで出てきます。
戦車の種類が多いだけでなくディテールが細かく、制作者の戦車愛を感じる作品です。

『ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火』は、ディテールの細かさを徹底することで、イワンやホワイトタイガーの一見超常現象的な能力にも説得力を持たせています。
一種の神話や寓話的な物語でありつつも、戦車映画としてのリアリティを両立させているのです。

その意味では、戦争映画や戦車映画好きだけでなく、神話やおとぎ話のような物語が好きな人も楽しめる特別な作品だと言えるでしょう。

主人公イワンの能力は、ある意味ではニュータイプなので、アニメやライトノベルが好きな人にとっても楽しめるかもしれませんね(笑)

繰り返しになりますが、『ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火』は、他に類を見ない特別な戦車映画の秀作です。
神話や寓話、アニメや中二病も大好きなぼくは、このようなタイプの戦争映画がもっと作られないかなー、と思っています(笑)

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⑪タンク・ソルジャー 重戦車KV-1

映画タイトル タンク・ソルジャー 重戦車KV-1
原題 Tankers
制作国 ロシア連邦
公開年 2018年
監督 コンスタンティン・マクシモフ
脚本 コンスタンティン・マクシモフ
バレリア・バイキーバ
主なキャスト

 

アンドレイ・チェルニショフ
オルガ・ポゴディーナ
ウラディミール・エピファントセフ
セルゲイ・ゴロブチェンコ

etc.

描かれる
年代と舞台
第二次世界大戦
1942年 ドイツ軍とソ連軍の激戦が続くロシア戦線
登場する主な戦車 ■ソ連(ロシア)
KV-1■ドイツ
IV号戦車
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)
★★
480
(タンク・ソルジャーというキーワードでの検索も入れると500を超えるため★は2つにしました)

『タンク・ソルジャー 重戦車KV-1』はロシアでつくられた戦車映画です。
この映画は、現在、観る意味がある映画と感じているので、ちょっと尺を割いて解説させてください!

この『タンク・ソルジャー 重戦車KV-1』という映画は、以下の2つの強みがあります。

①女性の戦車整備士が活躍する
②ロシアの戦車映画としては珍しく『重戦車KV-1』がメイン

それでは、順番に解説していきます。

まず、『タンク・ソルジャー 重戦車KV-1』で活躍するのは、なんと女性の戦車整備士です。

まるで、日本アニメ『ガールズ&パンツァー』みたいな話ですよね(笑)
『ガールズ&パンツァー』の場合、整備するどころか戦車に乗っかりまくってますが。。。

でも、この『タンク・ソルジャー 重戦車KV-1』で描かれていることは史実です。
独ソ戦が繰り広げられる1942年のロシア戦線では、たくさんの女性も兵士が実際に活躍していました。
もちろん、女性兵士がいたのはソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)だけではありません。
アメリカ合衆国やイギリス、ドイツなどにもたくさんいました。

でも、ソ連の場合は、他の国の比じゃなく、とんでもなく数が多かった。
100万人を超える女性が戦争に参加していたそうです。
しかも、その半分が、実戦部隊に所属していたという(汗)

女性の兵士は、歩兵、砲兵、工兵、戦車整備士などいろいろな役割を持っていました。
他にも、戦車兵として戦車に乗ったり、狙撃兵(スナイパー)として活躍し、英雄となったりする人までいました。たった一人で309名射殺したソ連の女性狙撃兵、リュドミラ・パヴリチェンコはその典型ですね。

ソ連の女性兵士たちは、家族を殺したドイツに復讐をするため、ロシアという国への愛国心から、さまざまな理由で戦場に身を投じました。
日本では、そのような女性兵士の話は聞かないので、文化の違いがあるにしても、ロシアの女性の逞しさにはビックリさせられますね。

『タンク・ソルジャー 重戦車KV-1』のポイントは、独ソ戦において女性が従軍するという史実を巧みに使うことで、戦車映画であると同時に、一つのラブストーリーとして説得力を持たせているところかな、と思いました。

ネタバレになるので控えますが、この映画は、人間ドラマについても見どころの一つです。
このドラマをチープと捉えるか、感動のドラマと捉えるかは、脳内補完能力の高さも重要ですが(笑)

②についてですが、こちらの要素も戦車映画としてはかなり異色です。

『KV-1』が主役の戦車映画っていうのは珍しいです。

『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』や『鬼戦車T-34』がそうであるように、ロシアの一般的な戦車映画は『T-34』という中戦車の活躍をメインとして描くことが多いんです。

というのも、『T-34』は、日本人における『ゼロ戦』と同じように、ロシア人にとっては象徴的な意味を持つ戦車なんですよね。

しかし、『タンク・ソルジャー 重戦車KV-1』は一味違います。
タイトルの通り、まさに『重戦車KV-1』が登場します。(原題は、Tankersですが)

そんなKV-1の戦車戦ですが、さすが、重戦車だけあって装甲はめちゃくちゃ硬い。
そのため、通常は、いかに先に戦車砲を打ち込むかが決め手になってくる戦車戦で、装甲の硬さを武器にして荒っぽい戦い方をする場面も見ることができます。

いやー、本当に、KV-1という戦車は装甲が硬いんです。
なので、実際に、ドイツの戦車の前にひとたび現れれば、ドイツ戦車たちはたじたじだったそうです。
いくら戦車砲を撃っても、KV-1の装甲に弾かれちゃうんですよね。

その意味では、『タンク・ソルジャー 重戦車KV-1』は、大砲などものともしない強気戦車バトルが観たい人にもおすすめです。
時代劇のような一対多数の戦車戦が見られる貴重な映画です。
『KV-1』VSドイツ戦車多数の戦いは燃えますよ…!

ドイツのティーガー戦車は出てこず、実のところ、IV号戦車ではありますが、それも補ってあまりあるくらい魅力に溢れた戦車映画だと思います。

映画制作者たちの戦車愛がビンビンに伝わってくる一作です。

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⑫ネレトバの戦い

映画タイトル ネレトバの戦い
原題 The Battle of Neretva
制作国 ユーゴスラビア
西ドイツ
アメリカ合衆国
イタリア
公開年 1969年
監督 ヴェリコ・ブライーチ
脚本 ステバン・ブライーチ
ヴェリコ・ブライーチ
ラトコ・デュロヴィッチ
ウーゴ・ピロ
主なキャスト

 

セルゲーイ・ボンダルチューク
ユル・ブリンナー
アンソニー・ドーソン
クルト・ユルゲンス
シルヴァ・コシナ
フランコ・ネロ
オーソン・ウェルズ

etc.

描かれる
年代と舞台
第二次世界大戦
1943年に起こったネレトヴァの戦い
ネレトバの戦い
ユーゴスラビアのパルチザン
    VS
ドイツ・イタリア・クロアチア
登場する主な戦車 ■ドイツ
ティーガーI戦車
(T-34-85改造)

パンター戦車
(T-34を改造)
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)

350
※キーワードプランナーでは計測できなかったため、Ahrefsで計測

『ネレトバの戦い』は、1943年初頭に行われたユーゴスラビア全域におけるパルチザンの掃討作戦が描かれています。

この映画では、パルチザンの指揮官であるヨシップ・ブロズ・チトーをユル・ブリンナーが格好良く演じ、ドイツ軍人には、ドイツのクルト・ユルゲンスやハーディ・クリューガーが配されています。
また、他にもオーソン・ウェルズや、セルゲーイ・ボンダルチューク、フランコ・ネロ、シルヴァ・コシナまで参加するなど、キャストがとにかく豪華です。

また、全編の90%(つまり映画のほとんど!)が血と炎と戦場のシーンと宣伝されるだけあり、規模の大きな戦争アクション映画を楽しみたい人におすすめです。

『ネレトバの戦い』の戦車映画としての魅力は、改造されたティーガーI重戦車やパンター戦車がたくさん出てくるところ。
ロシアの戦車『T-34』を改造した戦車たちなので、出てくるドイツ戦車は本物ではないのですが、とにかく、たくさん出てくるというところがポイントです。

『ネレトバの戦い』はユーゴスラビアで撮影された映画ですが、その翌年には、同じように『戦略大作戦』が撮影されています。
そのため、『ネレトバの戦い』で使われた改造ティーガーI重戦車が『戦略大作戦』でも使われている可能性があるかもしれないですね。

本作は、戦争超大作であるため、実物の迫力ある戦車がたくさん出てくる、というだけでなく、ユーゴスラビアVSドイツ・イタリア・クロアチアという、日本ではあまり見たことがない戦争を見ることができます。
普通の第二次世界大戦映画に飽きている人は、『ネレトバの戦い』を見ると新しい発見があるかもしれませんよ♪
アカデミー外国語映画賞にノミネートされ、惜しくも受賞を逃したものの名実ともに優れた傑作映画です。

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⑬レバノン

映画タイトル レバノン
原題 LEBANON
制作国 イスラエル
フランス
ドイツ
公開年 2009年
監督 サミュエル・マオズ
脚本 サミュエル・マオズ
主なキャスト

 

ヨアヴ・ドナット(ヨアフ・ドナ)
イタイ・ティラン
オシュリ・コーエン
ミハエル・モショノフ
ゾハール・シュトラウス

etc.

描かれる
年代と舞台
1982年
第一次レバノン戦争におけるレバノン侵攻
登場する主な戦車 ■イスラエル
ショット・カル (イギリス製のセンチュリオンをイスラエル軍が独自改良を施したもの)
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)

320

ようやく、第二次世界大戦以外の時代に登場する戦車映画を紹介できますな(笑)
この『レバノン』という戦車映画もスゴイです。
皆さんの思っているような戦車映画とは違うものを見せてくれるでしょう。
というか、予想の斜め上をいく斬新な戦車映画です。

というのも、『レバノン』のストーリーは、全編、戦車の中で進む密室劇だからです。
戦車映画『レバノン』では、第一次レバノン戦争(レバノン侵攻)に参加し、イスラエル軍の戦車に乗った4人の兵士が戦車のなかで体験したことが描かれています。

では、『レバノン』の監督であるサミュエル・マオズは、どうして、このような狭い密室劇をつくることになったのでしょうか?

それは、この映画の監督・脚本を務めるサミュエル・マオズは元戦車兵だからです。
『レバノン』は、サミュエル・マオズ自身の実体験に基づいてつくられています。
だからこそ、戦車兵が戦車の中で感じる恐怖感や閉塞感を迫真性を持って描けるのです。

戦車の格好良さを愛でる映画として考えれば、この映画は戦車映画としては物足りないと思います。なぜなら、『レバノン』では、主人公が乗っている戦車の外観が分かるのは、ラストショットのみですから。

しかし、戦車の内側で起こっていることを体感できる映画としては、この『レバノン』は別格。
他の戦車映画よりも一歩抜きんでいます…!
なにしろ、戦車兵サミュエル・マオズが実際に味わった戦場の強烈な恐怖と閉塞感を、視聴者に追体験させてくれるのですから。

『レバノン』では、戦車の外の様子を、ペリスコープや照準器を通して見せてくれます。
いわゆる、POV(主観ショット)というヤツですね。

で、照準器に映ってしまうのは、人、人、人。。。

『レバノン』の主人公である新兵シムリックは、人間を撃ったことがないので、照準器に映った人間を撃つことを躊躇してしまいます。

しかし、その躊躇のせいで取り返しのつかないことが起こってしまうのです。
じゃあ、とばかりに標敵を撃てば、それはそれでやはり、取り返しのつかないことが起こります

だったら、一体、どうすれば良かったんだよ!?!?

こんな、頭がおかしくなりそうな戦場のリアルを『レバノン』は自宅にいながら体験することがでいる稀有な戦車映画です。

戦車の外だけでなく、戦車内で起こっていることが知りたい人。
戦車兵が感じている種類の恐怖を知りたい人。
とにかくサスペンスフルな戦争映画が観たい人。

そんな人たちにおすすめの戦車映画の傑作です。
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⑭サハラ戦車隊

映画タイトル サハラ戦車隊
原題 Sahara
制作国 アメリカ合衆国
公開年 1943年
監督 ゾルタン・コルダ
原作 フィリップ・マクドナルド
脚本 フィリップ・マクドナルド
ジェームズ・オハンロン
ジョン・ハワード・ローソン
主なキャスト
(正規ソフト版の吹き替え)
ハンフリー・ボガート(菅生隆之)
ダン・デュリエ(斎藤志郎)
ブルース・ベネット(水内清光)
リチャード・ニュージェント(井上文彦)
ロイド・ブリッジス(佐藤淳)
レックス・イングラム(竹本美知敏)
J・キャロル・ネイシュ(ナイシュ)(宝亀克寿)

etc.

描かれる
年代と舞台
1942年6月頃
第二次世界大戦
北アフリカ戦線のリビア
第一次エル・アラメインの戦いの直前が舞台
登場する主な戦車 ■アメリカ合衆国
●M3中戦車
・M3リー戦車
М3A1
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)

210

『サハラ戦車隊』は、1942年6月の第一次エル・アラメインの戦いの直前の頃の物語です。
舞台は、北アフリカ戦線のリビア。

主人公は、アメリカ軍の分遣隊です。
かれらは、北アフリカ戦線で敗走し、味方の軍からはぐれて、ドイツ軍に包囲されてしまいます。
そして、たった一輌のM3リー戦車で、味方のいる前線を目指してサハラ砂漠を移動することになるのです。

果たして、M3リー戦車は、無事に味方のいるところへたどり着くことができるのでしょうか。

1942年の北アフリカ戦線におけるリビアを舞台にする『サハラ戦車隊』。
この映画の製作年は1943年です。

つまり、『サハラ戦車隊』は、現実の戦争に並走して製作されたことになります。
当然、劇中で使用されている兵器は、戦車を含めてすべて実物です。

『サハラ戦車隊』で注目してほしいところは、戦車と戦車兵の関係性です。
ハンフリー・ボガートが演じるアメリカ陸軍戦車長『ガン軍曹』は、かれが乗る『M3リー戦車』に強い愛着を持っています。

たとえば、ガン軍曹が乗る『M3リー戦車』の車体側面には『LULUBELLE(ルルベル)』という文字。
この『LULUBELLE』というのは女性の名前ですが、ガン軍曹の場合は、自分の愛馬の名前をつけているのです。

また、ガン軍曹が、M3リー戦車に語りかけるシーンや、口が悪いイギリス兵に戦車を貶されたことに腹を立てるなど、戦車を特別な存在として扱っていることが伝わるシーンがたくさん見られます。

ガン軍曹は、戦車をただの機械や戦争の道具ではなく、自分の相棒として扱っているんですね。

『戦略大作戦』でも、戦車は生活の場として描かれていましたが、ぼくとしては『サハラ戦車隊』の方が、戦車と生活がより密接に関わっている気がしました。

少し言葉を変えて言い直すなら、
『サハラ戦車隊』は、戦車兵と戦車との関係がとても丁寧に描かれています。

戦車をただの機械として扱うのではなく、愛着のある相棒として描かれている映画って、なんか素晴らしいと思いませんか?
理由は分からないけれど、ぼくはそれを、とても素敵なことだと思います。

皆さんは、自分の生活のなかで、相棒と呼べる道具や乗り物はあるでしょうか?
もし、あるとすれば、『サハラ戦車隊』のガン軍曹のように愛着を持って関わっているでしょうか?

『サハラ戦車隊』は、今でこそGoogleの月間平均検索ボリュームも少なめですが、今見てもハッとさせられるところがある戦車映画の傑作です。
まさに戦車愛の映画ですね…!

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⑮レッド・アフガン

映画タイトル レッド・アフガン
原題 The beast
制作国 アメリカ合衆国
公開年 1988年
監督 ケヴィン・レイノルズ
原作 ウィリアム・マストロシモーネ
脚本 ウィリアム・マストロシモーネ
主なキャスト
ジェイソン・パトリック
スティーヴン・バウアー
ジョージ・ズンザ
スティーヴン・ボールドウィン
ドン・ハーヴェイ

etc.

描かれる
年代と舞台
1981年
アフガニスタン紛争 (1978年-1989年)
旧ソ連によるアフガニスタン侵攻が舞台
登場する主な戦車 ■ソ連(ロシア)
T-55
(イスラエルが、第三次中東戦争のときにシリアやエジプトから鹵獲して改造したティランと呼ばれる戦車)
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)

170

『レッド・アフガン』の舞台は、アフガニスタン紛争におけるアフガニスタン侵攻です。
アフガニスタン侵攻といえば、1978年から1989年に起こったアフガニスタン紛争。
『レッド・アフガン』の制作年は1988年なので、ちょうど、紛争真っ最中に公開された映画ということになります。

公開当時『レッド・アフガン』は、アメリカがつくったソ連とアフガニスタンの紛争の映画ということで話題になりました。

アメリカ映画において、初めて、ソ連戦車が重要な役割をもって登場するところは注目に値すると言えるでしょう。
冷戦中の映画ですが、ソ連を一方的に悪く描くことなく、かなり公平なストーリーとなっています。
主人公は、ソ連の戦車兵ですしね。

『レッド・アフガン』の戦車映画としての評価は、かなり良いと思います。
戦車の挙動について、かなりのリアリティを追求しているため、見どころも多いです。

たとえば、冒頭で、ソ連軍の『T-55』がアフガニスタンの村に向かって、激しい砲撃を浴びせます。
そのとき、まるで実弾を使っているかの如く戦車砲の前方で砂埃が舞い上がるのです。
これは、戦車の砲撃のリアリティを追求しているため、実際に水をつめた袋を発射しているからです。

他にも見どころはあります。

ラストは、歩兵VS戦車。
戦車VS戦車の戦いではありませんが、この戦いがとてもアツいのです!

炎天下のなか、主人公コベチェンコ(ジェイソン・パトリック)とタジャ(スティーヴン・バウアー)は、移動する『T-55』を追いかけます。
このとき、アフガンの荒野を駆けまわりっぱなしで、
「おいおい、熱中症は大丈夫か?」
と思わず心配になってしまいますが、これがとても格好いいのです。

また、この戦車戦は、
火力で圧倒的に不利な戦車を歩兵がどのように倒せないいのか、
を説得力を持って描いています。

一つ例をあげれば、
『T-55』の攻撃を避けるために、コベチェンコとタジャが崖を上るシーンがあります。
これは、『T-55』の砲と機関銃は、向ける角度に限界があるためです。
一定以上の高さに上がれば、『T-55』は、その相手を攻撃することができないのです

『レッド・アフガン』は、『T-55』に実際にある弱点を利用して戦うなど、現実に即してつくられています。
他にも『T-55』の砲弾が不発で、戦車内で爆発することを恐れた搭乗員が戦車から避難するといった珍しいシーンもありました。
避難から戦車へ戻り、不発弾を取り除くまでの流れは、ぼくは『レッド・アフガン』で初めて見ることができました(笑)

『レッド・アフガン』の戦車映画としてのリアリティは、この映画の軍事アドバイザーを務め、本作にもヘリコプターの乗組員役で出演したデイル・ダイのアイディアなのかもしれませんね。

デイル・ダイは、『レッド・アフガン』の他に、『プライベート・ライアン』や『プラトーン』、『7月4日に生まれて』、『カジュアリティーズ』などの映画演出も手掛けています。
『レッド・アフガン』のリアリティある戦争アクション演出が気に入った人は、これらの映画もおすすめです。

少し脱線しましたが、このあたりで締めます。

繰り返しますが、『レッド・アフガン』は、アメリカ合衆国がつくったソ連とアフガニスタンの紛争の話です。
もしかすると、実際のソ連(ロシア)がつくったアフガニスタン紛争の映画と比べると、ソ連軍の装備や服装、雰囲気などは異なる部分もあるかもしれません。

ですが、それならそれで、ソ連のつくったアフガニスタン紛争映画と見比べてみるのも面白いですし、『T-55』が暴れまわる戦車映画として、純粋にアクションを楽しむのも良いかと思います。

でも……。

ソ連軍のT-55がアフガニスタンの乾いた赤い荒野を走る光景。
それが、映画として、どうしようもなく映えてしまうのは切ないですよね。

平和を願うアフガニスタンの人々からすれば、ただの悲劇でしかない
のですから……。

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⑯パワープレイ

映画タイトル パワープレイ
原題 Power Play
制作国 イギリス
カナダ
公開年 1978年
監督 マーティン・バーグ
原作 エドワード・ルトワック
『ルトワックの“クーデター入門”』
脚本 エドワード・ルトワック
マーティン・バーグ
主なキャスト
(ソフト版の吹き替え)
ピーター・オトゥール
デヴィッド・ヘミングス
ドナルド・プレザンス
バリー・モース

etc.

描かれる
年代と舞台
架空のヨーロッパが舞台
登場する主な戦車 ■イギリス
2種類のセンチュリオン(カナダ陸軍の提供)
・20ポンド砲搭載のMk.V
・赤外線探照灯装備の105mm搭載のMk.6/1 の模様
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)

1600
(ただし、パワープレイというキーワード は、他にも意味があるので、それほど注目度は高くないと思われる)

『パワープレイ 』は戦車映画でもかなり異色。異色中の異色です。
この映画は、アメリカ合衆国の国際政治学者であるエドワード・ルトワックの原作『ルトワックの“クーデター入門”』というトンデモない本を原作にしています。

また、舞台設定も仮想ヨーロッパで一種のディストピア的な世界となっています。
冷戦時代を想定されるその世界では、テロが多発し、反体制派の逮捕と拷問、処刑が行われています。
そんな政府の転覆を目指した軍事クーデターが本作の主題です。
このような一味変わった世界観における戦車映画、というとぼくはすごく心惹かれるのですが、皆さんはいかがでしょうか?(笑)

『パワープレイ 』で登場する戦車は、イギリスで開発・量産された戦車『センチュリオン』
50トン級のこの巡航戦車は、ドイツ軍のティーガー重戦車と正面から撃ち合うために『重巡航戦車A41』として開発されました。
つまり、『センチュリオン』は、ティーガー重戦車を屠る宿命を持った戦車なのです。
しかし、そんなセンチュリオンは、輸送船でベルギーに送られる途中でドイツが降伏したため、ティーガー重戦車との直接対決を果たすことができませんでした。

そんな不完全燃焼気味のセンチュリオンですが、1950年の朝鮮戦争で戦争に初参加、イスラエルでも導入され、第三次中東戦争、第四次中東戦争で、アメリカ、ソ連製の戦車と激しく戦いました。

『パワープレイ』に登場するセンチュリオンは、カナダ陸軍が提供してくれている戦車です。
ゼラー大佐の戦車旅団が保持する2種類のセンチュリオンを披露してくれます。

センチュリオンが出てくる映画はとても珍しいので、戦車マニアは必見の作品と言えるでしょう。
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『パワープレイ 』は、直接の戦車戦こそないものの、ラストのどんでん返しと、皮肉な結末といい、すごく好きな映画です。
メジャー受けはしませんが、心に突き刺さる映画です。
クーデターなんて、やるものじゃないですよね(苦笑)

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⑰シン・ゴジラ

映画タイトル シン・ゴジラ
制作国 日本
公開年 2016年
監督 庵野秀明(総監督)
樋口真嗣(監督・特技監督)
脚本 庵野秀明
主なキャスト
長谷川博己
竹野内豊
石原さとみ
大杉漣
柄本明
高良健吾
市川実日子
塚本晋也
高橋一生
平泉成
余貴美子
松尾諭

etc.

描かれる
年代と舞台
不明
しかし、現在に近いと推測される
登場する主な戦車 ■日本
自衛隊の戦車がたくさん出る!
90式戦車
10式戦車
16式機動戦闘車
99式自走155mmりゅう弾砲

(旧式の74式戦車は戦力不足と判断されたのか参戦していない)
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)
★★★★★
14800

シン・ゴジラは、ゴジラシリーズ第29作目の作品です。
12年ぶりに国内で製作されたゴジラ映画を手掛けたのは、あの新世紀エヴァンゲリオンの庵野秀明さんと、映画『進撃の巨人』や『日本沈没』を監督した樋口真嗣さんです。

そんな『シン・ゴジラ』は、

もし、この現代の日本にゴジラが現れたら、日本はどうするのか?

というシミュレーションがテーマとなっています。

そのため、自衛隊や政界や官僚の世界など、物語に出てくる状況設定や登場人物にいたる隅々まで、徹底してリサーチがされました。
また、庵野秀明監督自身も『シン・ゴジラ』の脚本の精度を上げるため、防衛省へ取材のために訪ねています。
自衛隊にも撮影協力をお願いし、自衛隊の装備の撮影許可を得ているため、『シン・ゴジラ』の軍事描写・戦闘描写は凄くリアルです。

『シン・ゴジラ』では、陸上自衛隊が、ゴジラと3度の対峙をすることになります。
場所は、北品川、多摩川河川敷、東京駅周辺の3箇所。
そのなかでも、戦車込みで陸上自衛隊の主力がゴジラと対決することになるのは、多摩川河川敷です。劇中では、『タバ作戦』と呼ばれていました。

この作戦で投入された戦車は、

・90式戦車
・10式戦車
・16式機動戦闘車

です。
特に『10式戦車』は、実写が登場するのは『シン・ゴジラ』が初となります。

自衛隊の協力によって、10式戦車の車体にGoProをつけて撮影した映像は、本当に素晴らしいです。

といった具合に、『シン・ゴジラ』における陸上自衛隊の戦車の参戦状況を紹介してみました。

ですが、『シン・ゴジラ』は戦車の活躍がメインではないので、戦車の見せ場は少なめです。
ただし、その分、ゴジラVS戦車のシーンの密度は濃く、とてもカッコよいので、見ても損は絶対にないと思います…!

『シン・ゴジラ』を戦車映画として見た場合

・日本の最新戦車が見られる
・実際に自衛隊に撮影協力をしてもらって撮影されたことから、リアリティと迫力がある映像を楽しむことができる

というメリットが得られるでしょう。

もちろん、普通の娯楽映画としても超優秀です。
なぜなら、『シン・ゴジラ』は、『ゴジラの出現』という事態に対する政府・自衛隊の対応シミュレーションを体験することができるからです。
緻密な取材の元でつくられたシナリオは、ゴジラという怪獣の存在に説得力を持たせています。
加えて、政府・自衛隊の対処の仕方も、現実にこのような事態が起これば、この映画のようにするのだろうな、と納得することができるでしょう。

こんなに情報量が濃密で勉強になる映画は稀ですね。

『シン・ゴジラ』。
本当に素晴らしい作品です…!!
戦車が好きな人も、戦車が好きでない人も、ぜひ、一度は視聴してみてくださいね…!!!

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⑱ゴジラ

映画タイトル ゴジラ
制作国 日本
公開年 1954年
監督 本多猪四郎
原作 香山滋
脚本 村田武雄
本多猪四郎
主なキャスト
宝田明
河内桃子
平田昭彦
志村喬
村上冬樹
堺左千夫

etc.

描かれる
年代と舞台
不明
しかし、映画がつくられた1954年に近い年代と考えられる
登場する主な戦車 ■日本
M24チャフィー軽戦車
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)
★★★★★
110000
(ただし、ゴジラで検索している人は初代『ゴジラ』について検索しているとは限らない)

続いて『ゴジラ』。
『ゴジラ』は東宝怪獣映画の第一作。
そして、日本の怪獣映画における原点とでもいうべき作品です。

そんな『ゴジラ』が公開されたのは1954年。
それは、自衛隊発足の年でもあります。
第二次世界大戦終戦から9年後につくられた映画だけあって、太平洋戦争の名残りが見られます。
ゴジラの出現に、
「また疎開か。イヤだなぁ」
という一般市民のボヤキがあるなどは、その典型ですね。

ちょっと脱線しちゃいましたね。
話を元に戻すと、実は
『ゴジラ』は、自衛隊の戦車が初めて登場した映画
なんです。

ゴジラが上陸するのを迎え撃つために出動するのは、陸上自衛隊のM24チャフィー軽戦車です。

M24チャフィー軽戦車は、アメリカ合衆国が第二次世界大戦中に開発した戦車。
アメリカ陸軍によって警察予備隊に供与され、それから1974年の全車退役まで、20年以上もの間、運用された戦車です。

『シン・ゴジラ』で10式戦車の本物が撮影で使われたように、この『ゴジラ』におけるM24チャフィー軽戦車も本物です。

アメリカの開発した戦車だとしても、日本で運用されていただけあって、『ゴジラ』で出てくるM24チャフィー軽戦車は、車体の側面に日本国旗『日の丸』がきちんと付いています。

M24チャフィー軽戦車の撮影は、相馬原駐屯地の付近で、自衛隊の協力のもとで行われました。
また、自衛隊は戦車だけの協力ではなく、エキストラとしても参加しています。

ただし、映画『ゴジラ』の都内で、ゴジラを攻撃するのはミニチュアのM24チャフィー軽戦車です。
プラモデルがまだない時代ですので、手作りの戦車を見ることができます。
ちなみに、ミニチュアのM24チャフィー軽戦車には動力が組み込まれていないため、撮影時はピアノ線を引っ張って動かしていました。

M24チャフィー軽戦車の砲撃シーンは、火薬を使っただけでなく、間に真っ白いコマが入れられており、戦車の前面が照らされたように見えます。
このような細かい特殊効果を入れることで、迫力ある砲撃シーンを演出することができたのでした。

『ゴジラ』は、『シン・ゴジラ』と同様、戦車の出演時間は短いですが、見応えはあると思います。
加えて、第一作の『ゴジラ』で登場するゴジラは、核(原水爆)のメタファーでもあります。
さまざまな演出や設定は、戦争とその傷跡を感じさせる部分が多く、制作者の戦争への怒りと恐怖をまざまざと感じ取ることができるでしょう。

第二次世界大戦から10年も経たないうちに、このような凄みのある映画をつくった本多猪四郎監督には尊敬の念を抱かずにはいられません。

終戦から70年以上が経過した今だからこそ、多くの人々に見て頂きたい作品です。
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⑲ワイルド・スピード EURO MISSION

映画タイトル ワイルド・スピード EURO MISSION
原題 Fast & Furious 6
制作国 アメリカ合衆国
公開年 2013年
監督 ジャスティン・リン
原作 ゲイリー・スコット・トンプソン
(キャラクター創造)
脚本 クリス・モーガン
主なキャスト
ヴィン・ディーゼル
ポール・ウォーカー
ミシェル・ロドリゲス
ジョーダナ・ブリュースター
ドウェイン・ジョンソン
タイリース・ギブソン
リュダクリス
ガル・ガドット

etc.

描かれる
年代と舞台
現代であると考えられる
舞台はヨーロッパ
登場する主な戦車 ■イギリス
ヴィッカース・アームストロング・FV 4201 チーフテン

(チーフテンをさらに、直線基調の第三世代MBT風に改造)
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)
★★★★★
8100
(作品単品だと8100だが、ワイルド・スピードのGKVは368000であるため、人気・注目度はかなり高いと考えられる)

さてさて。
意外な映画が出てきました。

なんで、人気カーアクション『ワイルド・スピード』シリーズ
その6作目の『ワイルド・スピード EURO MISSION』が、戦車映画として紹介されるの?
と、首をかしげている人もいるかもしれません。

ぼくも、戦争映画以外で戦車が出てくるなんて…! と予想外の思いでした。
ですが、『ワイルド・スピード EURO MISSION』で見せてくれるのは、スポーツカーVS戦車という異種間バトルです。
いやー、『ワイルド・スピード』シリーズは、毎回毎回、予想を遥かに超えた過激なアクションを見せてくれますよね。

戦車というのは戦争中に使用されるものなので、本来、平和な時代において街角や道路で見られるようなことはありません。
そこを逆手にとって、『ワイルド・スピード EURO MISSION』では、平和な日常に戦車が姿を見せ、強烈な印象を与えてくれます。

映画が後半にさしかかる頃に起こる戦車と歴史的名車のカーチェイスは必見です。
戦車と戦うのは、

・フォード・エスコートMk1(ブライアン・オコナー乗車)
・フォード・アンヴィル・マスタング(ローマン・ピアース乗車)
・ダッジ・チャージャー・デイトナ(ドミニク・トレット乗車)

といった名だたる車たち。

高速道路(ハイウェイ)での戦いは、テンション高いアクションの連続で目が離せない、どころか、息つく暇がありません!
戦車の重量は数十トンを超えるため、こんなものにぶつかればスポーツカーなんてひとたまりもないし、ましてや主砲の一撃を喰らえば、木っ端みじんで跡形も残りません。

そんな戦車に対して、主人公であるドミニク(ヴィン・ディーゼル)とブライアン(ポール・ウォーカー)のチームが神業的なドライブテクニックや機転で挑みます。
(このチーフテンとの戦車戦の一番の功労者はローマン(タイリース・ギブソン)ですけどね)

先ほど画像で紹介しましたが、『ワイルド・スピード EURO MISSION』で登場した戦車は、イギリス陸軍で使われていた第ニ世代主力戦車であるチーフテンです。
そのチーフテンを、さらに、直線基調の第三世代主力戦車に改造した上で撮影に臨んでいます。

『ワイルド・スピード EURO MISSION』は戦争映画ではないし、戦車戦がメインの作品ではありませんが、異色の戦車戦が見られるため、ここで紹介することにしました。

一風変わった戦車戦が観たい人におすすめしたい映画です!!
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⑳特攻野郎Aチーム THE MOVIE

映画タイトル 特攻野郎Aチーム THE MOVIE
原題 The A-Team
制作国 アメリカ合衆国
公開年 2010年
監督 ジョー・カーナハン
原作 スティーブン・J・キャネル
(キャラクター創造)
フランク・ルポ
(キャラクター創造)
脚本 スキップ・ウッズ
ブライアン・ブルーム
ジョー・カーナハン
主なキャスト
リーアム・ニーソン(菅生隆之)
ブラッドリー・クーパー(堀内賢雄)
シャールト・コプリー(多田野曜平)
クイントン・ジャクソン(乃村健次)
ジェシカ・ビール(岡寛恵)
パトリック・ウィルソン(木下浩之)

ブライアン・ブルーム(山路和弘)
ジェラルド・マクレイニー(羽佐間道夫)
ヘンリー・ツェニー
ダーク・ベネディクト(安原義人)
ドワイト・シュルツ(多田野曜平)

etc.

描かれる
年代と舞台
イラク戦争の末期
登場する主な戦車 ■アメリカ合衆国
空挺戦車M8AGS
人気・注目度
GKV
(2020年8月時点)
★★★★★
1900
(映画自体は1900だが、特攻野郎AチームのGKVが9900であるため、人気・注目度は高いと考えられる)

そして、最後を締めくくるのは『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』。
1980年代に、ジョン・スミス大佐こと、通称ハンニバルが率いるクセモノ特殊部隊Aチームの活躍を描いた人気の連続ドラマがありました。
『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』は、文字通り、その『特攻野郎Aチーム』を映画化したものです。

『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』の戦車戦は、超ぶっ飛んでます…!
戦車自体の登場する時間は短いですが、今まで紹介した戦車映画のなかで一番ぶっ飛んだアクションシーンが見られるでしょう。

戦車がUAV(無人航空機)と空中戦。
こんなの前代未聞です。
対空戦ではなく空中戦ですよ。

繰り返します。
戦車が空で飛行機と戦うのですよ…!!

Aチームが逃走用に奪った輸送機が被弾し、かれらは、搭載された戦車に乗って脱出を図ります。
しかし、脱出した直前に、UAVの攻撃でパラシュートに穴を空けられてしまうのです。

それに対して、フェイス(ブラッドリー・クーパー)が機銃で応戦!
ハンニバル(リーアム・ニーソン)は砲塔を旋回させながら戦車砲を撃ちまくります!!

落下する戦車から機銃掃射するフェイス(ブラッドリー・クーパー)
(出典:『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』より)

そして、見事、AチームはUAVを撃墜し、なんと、着地までこなしてしまうのです。
着地って嘘でしょ!?
え、戦車でパラシュートもないのに、どうやって!?

何を言っているのかよく分からない思いますが、気になる人はぜひ『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』を鑑賞してみてください。

ご安心ください。
奇跡に頼らず、ハンニバルはきちんと実現できそうな方法で危機を乗り越えます。

ちなみに、空中戦に臨む戦車は、米軍の軽戦車『M8AGS』。
実は、この『M8AGS』は、とても稀少な戦車なんです。

『M8AGS』は、もともと、米軍の空挺戦車『M551シェリダン』の後継車となる予定でした。
その予定で開発を進めていた戦車だったのですが、プロジェクトが途中で停止してしまいます。
理由は、冷戦終結によって国防予算が削減されたためです。

空挺戦車として、日の目を見ることができなかった『M8AGS』。
そんな試作車輌しかないような稀少な戦車が『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』では見ることができるのです。
(まあ、別にレア車輌じゃなかったとしても、戦車の空中戦自体が、他の映画ではないので、観る価値大ありなのですが(笑))

『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』は、マニアックの極地のような映画ですよね。
そんな『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』の製作スタッフたちの戦車愛に敬礼を捧げつつ、今回の戦車映画おすすめ名作20選を締めたいと思います。

『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』。
戦車戦が好きな人も、かつての『特攻野郎Aチーム』のドラマのファンも、『純粋に痛快娯楽アクション』を楽しみたいだけの人も分け隔てなく楽しめる映画です。
ぜひ、鑑賞してみてくださいね♪

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戦車映画おすすめ名作20選のまとめ

さて。
『戦車映画おすすめ名作20選』は、いかがでしたか?

ここまで、長々と付き合ってくださり、ありがとうございました!

古今東西、さまざまな戦車映画が出尽くしましたが、皆さんは観たい映画はありましたでしょうか。

実は、今回、ここでは紹介できなかったけれど、面白い戦車映画はまだまだあるんです!
なので、時間があるときに、更に更新していきたいと思います(笑)

最後に、もう一度、ここまでで紹介したおすすめ名作戦車映画を一覧にしてまとめておきますね。
気になる作品があったら、ぜひ、視聴してみて頂ければ嬉しいです!

もし、ご紹介した戦車映画を見たという方がいましたら、感想なども教えて頂けると嬉しいです。
一緒に戦車映画を楽しんでいきましょう(^^)

それでは、また、別の記事でお会いしましょう!!

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以下の項目は、『戦車映画おすすめ名作20選』を書く上で参考にした資料一覧の紹介となります。

戦車映画おすすめ名作20選!の参考文献

戦車映画名作選出をするための参考文献

本記事を作成する上で、以下の文献を参考にさせて頂きました。
参考文献として多く用いたものほど先に紹介しています。
興味を持った人がいましたら、併せて読んでみてもらえたら嬉しいです。

参考文献名 著者情報 出版社 発行日
不肖・秋山優花里の戦車映画講座
(廣済堂ベストムック)
青井 邦夫(監修)
杉山 潔
石井 誠
岡島 正晃
大久保 義信
高橋 ターヤン
山崎 龍 
廣済堂出版 2017/11/20
映画秘宝2019年12月号 青井邦夫
大久保義信
大内稔

etc.

洋泉社 2019/11/21
映画秘宝2015年1月号 町山智浩
青井邦夫
大久保義信
大内稔

etc.

洋泉社 2014/12/21
映画『フューリー』のパンフレット 高橋諭治
浪江俊明

etc.

東宝㈱
映像事業部
2014/11/28
映画秘宝EX 劇場アニメの新時代 石井誠
青井邦夫
岡部いさく
杉山潔

etc.

洋泉社 2017/4/21
映画秘宝EX 映画の必修科目13 猛爆! 戦争映画100 (洋泉社MOOK) 青井邦夫
アサダアツシ
石熊勝巳
大内稔

etc.

洋泉社 2015/8/7
映画秘宝COLLECTION決定版20世紀戦争映画クロニクル (映画秘宝COLLECTION 50) 大久保義信 洋泉社 2015/6/6
映画秘宝2001年7月号 高橋ターヤン

etc.

洋泉社 2001/6/21
映画『シン・ゴジラ』のパンフレット 金澤誠

etc.

東宝㈱
映像事業部
2016/7/29
別冊映画秘宝 特撮秘宝vol.4 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)  友井健人
青井邦夫

etc.

洋泉社 2016/8/2Ⅶ

もっと正確に、細かくお伝えしておきたいので、今後も参考資料は増やしていく予定です(笑)

……改めて資料を眺めてみて分かったのですが……。
ぼくは、本当に映画秘宝が大好きなんだなー。
いや、ホントにめちゃくちゃ好きなんです。
毎日、辛いことばかりでいつもガックリ肩を落としているんですけれど……
映画秘宝を見ていると、明日も前向きに生きていこうって思います……!!
30後半にもなって、すげーダメな大人だな、と思いますけどね(笑)

……もっとまともになれるように頑張りますので、よろしくお願いいたします……!!

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